【CAを目指す方へ】「やまとなでしこ」とCAとして必要なことの関係性について

「やまとなでしこって初めて聞いた言葉です。
やまとなでしこって何ですか?」
先日、20歳の方にこう質問されました。
実は私も
「もう死語かしら・・・?」
とも思っていました。
でも、私は「やまとなでしこ」という言葉を
ひとりでも多くの方に知ってほしいと思います。
ちなみになでしこのお花はこちらです♪
真夏の太陽にも負けないで
元気に咲く強さがあります。
今回はなぜ、「やまとなでしこ」が
CAと関係があるのか、
についてお伝えしたいと思います。
1)やまとなでしこのイメージ
「やまとなでしこ」のイメージは
人それぞれだと思います。
よく言われているのがこのような感じではないでしょうか?
- 茶道や生け花をたしなむ日本の文化に長けている女性
- 三歩下がって歩いたり、男性を立てる謙虚さのある女性
- おしとやかな立ち居振る舞いができる女性
- 苦境に陥っても、じっと耐える女性
ちなみにWikipediaにはこのように書いてあります。
⇒やまとなでしこは、日本人女性を指す昔の呼称。
また、Weblio辞書にはこう書いてあります。
① ナデシコの別名。 [季] 秋。
② 日本女性の清楚な美しさをたたえていう語。
これらを見ると、
「日本人女性」を指すということと、
「誉め言葉」であることが
はっきりとわかります。
2)私の考える「やまとなでしこ」
私の考えるやまとなでしこは、
自分に自信を持ち、
自分なりの美意識があり、
それを体現する生き方
をしている人です。
すなわちそれは「日本人女性の精神性の美しさ」を生き方で表している人のこと。
私たち日本人は、生まれながらにして、
両親やそのまた両親から
受け継がれている価値観があって、
それは日本という国に
それこそ2600余年前に建国されてから
脈々と受け継がれてきたものです。
日本人として行っているアタリマエのように感じることも、本当は当たり前ではないものです。
日本が極寒のツンドラ地帯にあったら、四季の違いを愉しむような繊細さのある国民性が育ったでしょうか?
日本が常夏の熱帯にあったら、自然災害の被害に打ち克つ強さのある国民性になったでしょうか?
このように住んでいる地域にも国民性は大きく影響されます。
今の日本人が大切にしてきている価値観やおもてなしの心は私たちのご先祖さまから受け継がれているものですね。
普段はそんなことはあまり考えていませんが、
ぜひ、感謝したいものです。
3)CAと「やまとなでしこ」の関係性
私は「やまとなでしこ」を目指すことと、CAとしての要素を満たすことは同じだと感じています。
私が考えるCAとして必要な要素は以下の6つです。
1)おもてなしの心
「ありがとう」と言われても言われなくても、自分がしたいからさせていただく、というマインドを持っている。
2)五感を働かせる力
安全のためにもサービスのためにも、五感を使って違いに気づくことができる。そして、さらに人の気持ちまで想像して、行動する。
3)チームワーク力
たくさんの人、しかも初めて出会った人とも最高のチームプレーが発揮できるようなチームビルディング力が必要。
4)説明する力
相手がわかりやすい言葉で状況を説明し、ご理解いただく場面が多々あることを踏まえて、言語化する。
5)自己啓発力
常に自分を高めていく意識を持ち、最新の情報・幅広く関心をもって、様々な職業・年齢・性別の方にも対応していかれる。
6)柔軟性
出会う方はとにかく多国籍だし、共に働く仲間も同じ仕事をする人だけでなく、様々なポジションの人と連携をとっていくため、考え方にもしなやかさが求められる。
これらは
自分に自信を持ち、自分なりの美意識があり、それを体現する「やまとなでしこ」の生き方をしていれば自然と身に付きます。
また、これを身につけることを目指すことは、人としての魅力が増すということです♪
自分が幸せになり、そして周りの人も幸せにしながら、ますます幸せになって生きたら、ご自身も出会う人たちもとっても幸せですね。
読んでくださってありがとうございます。
皆さんの持っている力を信じて、
心より応援しています。